ChatGPTのカスタムGPT(GPTs)の使い方と活用法【業務に特化したAIを作る方法】2026年7月版

公開 2026/7/30 / 最終更新 2026/7/30

この記事の結論

  • カスタムGPT(GPTs)は「特定の業務に特化した自分専用のChatGPT」。毎回プロンプトを書く手間を省ける。
  • まずはGPTストアにある既製GPTを試す。使いやすいものが見つかれば作成不要。
  • 自作GPTは、会話形式で指示するだけで作れる。コードや専門知識は不要。
  • 機密情報を含む業務に使うなら、Teamプラン以上でデータポリシーを確認してから導入する。

カスタムGPT(GPTs)とは

ChatGPTの「GPTs」とは、特定の役割・ルール・参照資料をあらかじめ組み込んだ、カスタマイズ済みのChatGPTです。

たとえば:

のように、毎回同じプロンプトを書かなくてもよくなるのが最大のメリットです。

GPTsにはOpenAIが公開する「GPTストア」に登録されたものと、自分や組織で非公開に作成したものの2種類があります。利用はPlusプラン以上が基本となりますが、プランの詳細はChatGPTのプランの違いと選び方をご確認ください。

ステップ1:GPTストアで既製GPTを探す

まず自作する前に、GPTストアにある既製GPTを試すのが近道です。

ChatGPTのサイドバーにある「GPTを探す」からストアにアクセスできます。検索欄にやりたいことを入力すると候補が表示されます。

探し方のコツ:

既製GPTで業務にはまるものが見つかれば、それだけで十分です。自作は「欲しいものが見当たらない」「社内固有の情報を組み込みたい」という場合に検討します。

ステップ2:自分専用GPTを作る

自作GPTはChatGPTの画面から「GPTを作成」を選択してスタートできます。コードの知識は不要で、AIとの会話形式で設定を進める方式です。

設定できる主な項目:

設定項目内容
名前・説明GPTの役割を一言で表すラベル
指示(Instructions)毎回行うタスク・文体・禁止事項などのルール
知識(Knowledge)参照させたいドキュメントをアップロード(PDF・Wordなど)
機能Web検索・画像生成・コード実行のオン/オフ

指示文の書き方は通常のプロンプトと同じ考え方です。「役割・タスク・出力形式」を書けばそのまま機能します。詳しくはAIプロンプトの書き方入門を参考にしてください。

ビジネスでの活用例

1. 営業メール作成GPT

指示欄に「丁寧なビジネス文体・200字以内・件名と本文のセット形式」を設定しておけば、毎回の指定が不要になります。商品カタログや料金表をKnowledgeに追加すれば、内容の整合性も上がります。

2. 議事録テンプレート整形GPT

会議メモを貼り付けると、「決定事項・アクションアイテム・未解決事項」の形式に自動整形するGPTが作れます。AI文字起こし後の議事録を要約・アクションアイテム化する方法と組み合わせると、文字起こし→整形の流れがスムーズになります。

3. 社内FAQ・マニュアルQAボット

社内規定や手順書をKnowledgeにアップロードすることで、「〇〇の申請方法は?」という質問に文書に基づいて答えるGPTを作れます。ただし、社外に公開する設定にすると情報漏洩リスクがあるため、非公開設定にして社内メンバーのみに共有するのが原則です。

4. コードレビュー・テンプレート生成GPT

使用言語・コーディング規約・コメントルールをInstructionsに書き込めば、毎回「Pythonで、PEP8準拠で」と書かなくて済みます。

注意点:セキュリティとデータの取り扱い

カスタムGPTを業務で使う際の主な注意点は以下の2点です。

①KnowledgeにアップロードしたファイルはAIが参照する  内容を確認してから渡すのが基本です。社外秘・個人情報を含む資料は、プランのデータポリシーを確認した上で判断してください。

②Teamプラン以上での利用を推奨  FreeやPlusは会話データがデフォルトで学習に使われる可能性があります。業務情報を扱うなら、Teamプラン以上でデータ学習設定をオフにするか、Enterpriseでの正式な保証を得た状態で使うことを推奨します。

ビジネスAIのデータポリシーの考え方はChatGPT・Gemini・ClaudeをビジネスAIとして使い分ける方法でも整理しています。

まとめ

カスタムGPT(GPTs)は、繰り返し使うプロンプトをテンプレート化してAIに組み込む機能です。一度作れば毎回の入力が減り、チームで共有すれば全員の作業品質が均一になります。

まずGPTストアで使えるものがないか探し、なければ自作を検討する、というステップで試してみてください。コーディングは不要で、指示文を書く感覚で誰でも始められます。

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